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『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

UNSURPASSED MASTERS VOL.6

『アガルタ通信』UNSURPASSED MASTERS VOL.6
1998年11月29日 リハーサル@Gクレフ
参加メンバー:濱 雅寛g、山田 賢g、西村伸雄tp、河合伸哉ss/ts、中村健b、三輪雅樹ds、

*11月8日の江別『ども』ライブのあと12月12日に札幌『スター・ライト・キャビン』という場所で2度目のライブが決まった。この時点で中村は来年卒業なので12月12日のライブが中村b最後のライブとなる事が決定していた。11月に発行されていた『ジャズ・ライフ』誌に『アガルタ通信』のベース及びパーカッションの募集の告知が掲載された。残念ながら全く誰からもコンタクトは無かった。そのような状況で各々忙しい中、ワンマン・ライブのためにレパートリーを増やすためリハを11月29日に行う。この日『ジャン・ピエール』『ジャック・ジョンソン』『ビッチズ・ブルー』の3曲を完成させるため最初の1時間を使う。1曲目は『ジャン・ピエール』最初から山田gの『ジャン・ピエールってどんな曲だっけ?』というボケに濱、西村、中村がハミングで合唱する。この曲は割とあっさり決まる。まあそんなに複雑な曲でもないしね。2曲目が『ジャック・ジョンソン』テンポが恐ろしく速い!しかもそれに遅れずに2ギター・ベースがテーマを弾く。三輪のdsは16ビートの感覚でマイルスのバージョンとは全く違う。テーマが終わり山田gはマクラフリンみたいに飛ばす!カッコいい。途中でBbになって西村tpがマイルスっぽくソロをとり、リズムセクションでしばらく遊んで中断。曲の構成を相談している。この頃は濱が全てを決定するのではなく、リハ中にこのように皆で意見を出し合ってやっていたのだ。ソロの有無も各人の希望を聞いている。スタジオの中は和気あいあいという感じで必ず最後は笑う(特に中村の声が響く)。3曲目は『ビッチズ・ブルー』まだ中村のベースがうわついた感じなので、集中的に練習する。三輪dsの注文に中村bは何回もトライしている。この辺の三輪dsのポイントになる部分に対する緻密さは後々とても参考になった。最後にもう一度通して演奏。これもなかなか良い演奏で西村tpの音程が若干ふらつくのが気になる程度。以上3曲を演奏して、濱が皆に3曲をレパートリーに入れようかどうか意見を聞いている。これも今では考えられない事だ。現在は濱が曲、構成、ソロの順まで完全に1人で決定している。まあそれはいいとして3曲とも全員がライブでやろうという事になる。残りの1時間は今までのレパートリーのおさらいだが、『SPEAK』はホントにやる毎に良くなっている。『Code.M.D』も江別のライブよりも数段上のクォリティーだ。やっぱり凄いな僕達!特に河合は本番よりかなり良い。困ったもんだ。勿論『SpanishKey』はこの時点でほぼ自分達流になっている!12月のライブはかなりの人が集まってくれた。その中に中村の後輩、瀬尾高志がいたのだ。そのライブの詳細はVOL・7で。

*さて、この頃中村が辞めるのはわかっていたが、そのほか三輪ds、河合tsの2人も来年子供が産まれるということでリハ及びライブがそんなに出来ないという話になっていた。俺は長いスパンでバンド活動を考えていたので、12月のライブが終わったら新しいベースが見つかるまでしばらくバンド活動を休止してもいいと考えていた。三輪・河合の子供が無事に生まれる頃にはベースも見つかるだろうと思っていたし、しばらくバラバラで各自演奏していて、また集まるのも良いかなと考えていた。


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